馬刺しの希少な部位ランキングを見ると知らない部位がたくさんあります

皿に盛りつけられた馬刺し

馬刺しの世界は、その多様な部位とそれぞれが持つ独特の風味、食感によって、まさに味覚の宝庫と言えるでしょう。
どんなものでも種類があるのならばランキングにしたくなりますよね。
 
今回は希少な部位ランキングという形式で上位に来る部位について見ていきましょう。
 

□希少な馬刺しの部位ランキング

 
1:最も希少な馬レバー
希少な部位ランキングといえば忘れられない部位として馬レバーが挙げられます。
馬レバー刺しは、その名の通り馬の肝臓から取れる部位です。
他の肉のレバーと比較しても、その臭みの少なさと食べやすさで、レバー刺しの中でも特に人気が高いとされています。
 
しかし、レバー刺しは食中毒のリスクが伴うため、多くの肉では生食が禁止されている中、馬レバー刺しはその例外となっています。
これは、馬刺しに用いられる肉が国内で最も厳しい衛生基準をクリアしているからです。
ごま油と塩でシンプルに味わうことで、レバーの深い旨味と独特の食感を存分に楽しめます。
 
2:馬レバーに続いて希少なコウネ
 
続いて希少とされるのがコウネ(たてがみ)です。
別名であるたてがみという名前の通り、馬の首の後ろの部位を指します。
 
ほかの食肉の部位としてたてがみという言葉を聞くことは滅多にありませんから、これは馬刺しならではの部位と言えるでしょう。
肉らしからぬ真っ白な見た目の正体はコラーゲンたっぷりの脂であり、さらっとした軽い口どけが魅力的なたてがみも希少度の高い部位です。
 

□希少部位たてがみとフタエゴ

 

*コウネ(たてがみ)の魅力

皿に盛りつけられた馬刺しのタテガミ
コウネ、またはたてがみ刺しとも呼ばれるこの部位は、馬一頭から僅か5キログラムしか取れないという希少部位です。
見た目は白く脂の塊のように見えますが、食べてみるとその脂っぽさは感じられず、むしろさっぱりとした風味が口の中に広がります。
 
モチモチとした食感が特徴で、赤身の馬刺しと組み合わせて食べることで、まるで霜降りのような口溶けを楽しめます。
 

*フタエゴ馬刺しの魅力

 
フタエゴ馬刺しは、馬のあばら付近にある三層の身を指し、こちらもたてがみと同じく馬一頭から5キログラムしか取れない希少部位です。
真ん中の赤身は噛み応えがあり、周りの脂はモチモチとした食感を持っています。
 
このフタエゴは、その存在感だけでなく、味わいにおいても特別な位置を占める部位であり、馬刺し愛好家にはたまらない逸品です。
 

□まとめ

 
馬刺し自体が珍しい食材ですから、その中でも珍しい部位となれば見たことも聞いたこともない、ということも珍しくありません。
希少性の高い食材は特徴的で興味の惹かれる味や食感などを持っています。
ぜひ一度ご賞味ください。