子どもにも食べさせたい!!馬刺しは何歳から食べさせていいの?

生肉であり、大人でもリスクを感じてしまうことのある馬刺し。
特別感があり美味しい馬刺しは、食べ物の好き嫌いもあまりない子どももいつかその魅力に気が付くでしょう。
しかし、ほしいと思った時に生ものを食べさせるのは不安が残ります。
何歳からなら馬刺しを食べても良いのでしょうか。

□馬刺しの安全性はどれくらい?

そもそもの前提として、馬刺しの安全性はどの程度なのでしょうか。

*食中毒の危険性は店による

馬の体温は牛や豚よりも高く、食中毒の発生しにくい肉です。
しかし、過去には馬肉による食中毒も報告されています。
なにが問題だったのかといえば、馬肉の加工、流通時の扱いです。
馬肉自体は安全性が高いからこそ、加工、流通させる側に責任が求められます。

*寄生虫の危険性はほとんどない

馬刺しの寄生虫として有名なものにサルコシスティスがありますが、これは冷凍することで無力化できます。
冷凍してある馬刺しであれば、寄生虫の危険性はほとんどないと言って良いでしょう。

□馬刺しは何歳から食べさせてもいいの?

馬刺しが特別危険性の高い食材でないことは述べた通りですが、何歳ごろから食べさせても良いのでしょうか。
子どもは好奇心旺盛ですから、実際に食べても良いかではなく食べたいという気持ちで馬刺しを求めることがあります。
また、親戚の家に行ったときに並べられた食事に馬刺しが混じっていることもあるでしょう。

そんなとき、子の年齢を考えて馬刺しを食べさせてもいいのか、まだ控えさせた方がいいのか、悩む方は多いはず。
どれくらいの年齢からなら、馬刺しを食べても大丈夫なのでしょうか。

1.考え方はほかの生ものと同じ

馬刺しが特殊な料理とはいえ、基本的にはほかの生ものと同じように考えて構いません。
それぞれの成長速度にもよりますが、目安としては3歳くらいから少量を与えて様子を見始めて良いでしょう。

2.念には念を押すのであれば中学生ごろから

ざっと10歳ほどの年齢差になって驚かれたかもしれません。
3歳というのは消化器官が生ものを受け付けられるようになる年齢であり、12歳というのは食中毒に対して抵抗できるようになる年齢と言われています。
とはいえ馬刺しは食中毒が起きる可能性の低い食材ですから、12歳という年齢は本当に念には念を押すのであれば、の年齢と言えるでしょう。

□まとめ

具体的に何歳から、という答えが欲しかった方にとってはあまり腑に落ちない結論だったかもしれません。

しかし、基本的には3歳から、不安に思うのであればもう少し待とう、といった程度でも良いでしょう。
12歳といってもまだまだ成長途中であり、成人まで生ものを食べさせない、というのは現実的ではないのですから。