馬刺しを食べ過ぎるとどうなる?どれくらいが食べ過ぎかもあわせて解説!

馬刺しに限った話ではありませんが、あまり食べなれない食材において気になるのが食材の危険性。
食中毒や食べ過ぎによる体調の崩しやすさもありますが、栄養素の面から長期的に体に悪くないかも気になるでしょう。
美味しい食材には体に悪いものも多いですが、馬肉もそうなのでしょうか。

□馬刺しは食べ過ぎるとどうなる?

*馬刺しを食べすぎて食中毒になる場合

馬刺しは刺身と言いますが、馬の生肉です。
生肉となればどうしても気になるのは食中毒。
馬刺しで食中毒を起こすことはないのでしょうか。

答えは、可能性は0でないものの低い、です。
馬はほかの動物と比べて体温が高く、その体内は食中毒の原因である寄生虫や細菌が繁殖しにくい状態です。
馬で発生する寄生虫としてサルコシスティス・フェアリーがありますが、これは冷凍処理で対処できます。

*馬刺しを食べすぎて体調を崩す場合

馬肉は食中毒の可能性の低い食材ではありますが、体調を崩すことのない食材ではありません。

馬刺しの食べすぎは腹痛や下痢を招くことがあります。
これは消化不良が原因で、肉の消化に時間がかかるだけでなく、冷たい馬刺しには体や胃腸を冷やす効果があります。
とはいえ馬刺しに限ったことではないため、特別な注意は必要ありません。

□馬刺しはどれくらい食べていい?プリン体から見ていきましょう

1.馬肉のプリン体はどれくらい

馬肉のプリン体は部位によっても異なりますが、およそ100グラムあたり60ミリグラムから150ミリグラムほど。
これはプリン体が多いとされるレバーや白子などの半分に近い数字であり、プリン体が多い食材とは言えないでしょう。

2.問題ないプリン体の摂取量はどれくらい

では、具体的にプリン体はどれくらい摂取してもいいのか。
高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインによれば、1日のプリン体摂取量はおよそ400ミリグラムが目安。
ものすごく気を付けて馬刺しを食べなければならない数字ではありませんが、摂取量の目安がある以上食べすぎない方が良いことは事実です。

3.プリン体から見る馬刺しの摂取量

プリン体から馬刺しの摂取量について見てみます。
部位にもよりますが、ほかの食材に含まれるプリン体も考えると基本的には1日100グラムほどでしょうか。
とはいえ少しオーバーする程度なら問題ありませんし、たまにしか食べないのであればさほど深く気にすることもないでしょう。

□まとめ

生肉ならではの食中毒の危険性は低いものの、食べすぎによる体調不良は十分にあり得ます。
体を冷やさないためにしょうがやにんにくで食べるのも良いですが、消化不良は量を抑えるしかありません。
といっても長期的な危険性は低いため、あまり気にしすぎても良くないでしょう。