筋トレにも向いている馬刺しはどうして筋肉に良いの?

馬刺しは筋トレに良い食材として紹介されることがあります。

低カロリー高たんぱくな肉ですからもちろん合っているのですが、やはりここまで誰もが口をそろえるとその理由はなぜなのかが気になってくるところ。

その理由について見てみましょう。

□馬刺しはなぜ筋肉に良いと言われる?

そもそもなぜ馬刺しは筋肉や筋トレに良いと言われているのでしょうか。

1.豊富な鉄分や亜鉛
鉄分や亜鉛が豊富に含まれているため、馬刺しは筋トレに良いと言われています。

鉄分や亜鉛、カルシウムなどが吸収されやすく、疲労回復にも優れています。
鉄分と言えばレバーの印象が強いですが、レバーには独特の臭みが苦手な方もいらっしゃいます。

それに比べれば馬刺しはたんぱくなため、臭みが苦手な方にもおすすめです。

2.グリコーゲン
疲労回復や血糖値の調節、集中力向上などに効くと言われるグリコーゲンも馬刺しには豊富に含まれています。

その量は豚肉の5倍以上、牛肉から見ても3倍以上。
筋トレ後に必要な疲労回復からすると、馬刺しはやはり向いていると言えるでしょう。

3.必須アミノ酸
人間が体内で作り出すことができないため食材から摂取しなければならないアミノ酸のことを必須アミノ酸と呼びます。

この必須アミノ酸が豊富に含まれていることも馬刺しの特徴です。
吸収の早い必須アミノ酸は運動後の栄養吸収と相性が良いと言えるのではないでしょうか。

□筋トレ向けの食事のとり方

筋トレすることを前提とした食事には、内容だけでなく食事の摂り方そのものにもコツがあります。
どんなコツがあるでしょうか。

1.食事を食べる時間
筋トレをするときに空腹だと、血液中にあるブドウ糖が不足してしまい低血糖症になってしまう恐れがあります。

そうなれば体に障害が起きる可能性もあるため、運動前には食事を摂ることをおすすめします。

一方で、満腹での筋トレはおすすめできません。
食べ物を消化したい体は内臓に血液を集中させており、激しいトレーニングは消化不良の原因となるためです。

そのため、消化も終わったころ、具体的には筋トレの1時間前から1時間半前に食べ終わるように食事をするとちょうど良いといえます。

2.筋トレ後の食事
有名な話ではありますが、筋トレ後の食事にはタンパク質を多めに摂取することをおすすめします。

筋トレによって体は筋繊維が傷付き、それを修復しようとしている状態です。
筋肉の修復に使える栄養素を体の中に溜めておくとより筋肉が付きやすくなり、その栄養素こそがタンパク質です。

そのため筋トレにはタンパク質の摂取が大切だと言われています。

□まとめ

馬刺し自体は栄養素も高く筋トレと相性の良い食材なのですが、馬刺しを食べる際に使うタレや馬刺しとよく合う薬味までそうというわけではありません。

特に濃厚な甘口タレが特徴的なタレが筋トレに向いているかといわれると、あまりそうとは言い難いです。
筋トレで馬刺しを取り入れる際には、その周囲の食材や味にも気を配ってみてください。