夏につらい貧血対策として重要な鉄分は馬刺しに多く含まれています

レバ刺しレバー刺しの写真

立ちくらみや疲労を感じやすくなる貧血ですが、暑い夏にはもっとつらく感じますよね。
そんな貧血のためにも鉄分を取り入れて、元気に過ごしましょう。

貧血にはレバーと思いがちですが、実は馬刺しは生レバーよりも鉄分が多いのです。

今回は馬刺しは貧血に効くのかについて解説します。

□まずは貧血について知りましょう

*貧血の原因

貧血の多くは体内の鉄分が不足していることが原因である鉄欠乏症貧血です。

女性は月経による出血でこの症状が起こりやすいといわれています。
妊娠中も自分と胎児の両方に鉄分が必要になったり、出産時の出血や母乳のために鉄分が使われたりするため、鉄分不足になりやすいのです。

貧血かどうかは血液検査のヘモグロビン濃度を見ると分かります。

しかし、ヘモグロビンの値が正常であってもフェリチンが不足していると隠れ貧血かもしれません。
フェリチンはタンパク質の1種で、血液中の鉄が不足しないために補給する役割を持っています。
フェリチンが不足しているかどうかは血液検査では判断できません。

*貧血を解消するには

鉄分不足を補うためには、ヘム鉄を多く含む食材を食べましょう。

鉄はヘム鉄と非ヘム鉄に分かれます。
ヘム鉄は非ヘム鉄よりも効率よく体内に吸収できるのです。
ヘム鉄は肉や魚、レバーなどで非ヘム鉄は卵や小松菜、納豆が挙げられます。

□馬刺しにも多く含まれる鉄分が貧血対策には重要!

馬刺しには100グラムあたり4.3グラムの鉄分が含まれます。
これは生レバーよりも高い数値です。

鉄分には血をつくる働きの他に、エネルギーの生産も行っています。
代謝を促進させるためにも、鉄分を摂りましょう。

貧血を解消するには、1日あたりの鉄分の摂取基準量を知ることが大切です。

成人男性は7.5ミリグラムの鉄分の摂取を目指しましょう。
12歳から17歳の成長期には、10ミリグラム摂ることをおすすめします。

成人女性は6.5ミリグラムの鉄分を摂取しましょう。
また、妊娠初期にはプラス2ミリグラム、妊娠中期と後期にはプラス8ミリグラムした量を摂ることをおすすめします。
授乳中はプラス2ミリグラム多く摂りましょう。

女性は生理や妊娠で血が失われたり、鉄分を多く消費したりするのでしっかりと鉄分を摂りましょう。

□まとめ

貧血になる人のほとんどは、鉄分不足が原因の鉄欠乏症貧血です。
女性は特に鉄分不足に陥りやすいので、積極的に摂取するよう心がけましょう。

馬刺しには鉄分が多く含まれています。
あまり食べることがなかった方も、食事の中に取り入れましょう。